マフラーのバッフル(DB KILLER)の加工
2013年 08月 18日
ストレート構造で、バッフル自体も単なる円筒径の形で消音効果が期待出来そうでなかったのですが、
先日房総ツーリングした際、あまりの爆音で疲れてしまいました。
そこで、このバッフルを加工してもう少し音を小さくする事にしてみました。
ボツ1
最初に試したのは、スプレー空き缶をバッフルの前後に挟んでみました。
バッフルの直径40mmに丁度良いサイズの空きスプレー缶が2つあったので、プラスチックボタン部を外して使用。
後部は径の調整としてマフラーに付属していた耐熱ゴムを少し切って使用したらピッタリでした。
で、若干音は抑えられますが、安っぽい音だったので、直ぐに外しました。
またスプレー缶の素材のアルミは耐久、耐熱に不安でした。
ボツ2
次に、100円ショップで見つけた計量用スプーンを前部に取り付けてみました。
カップの直径は約30mmです。
バッフルとの距離を変える事によりどのような影響が出るか試しました。
上の写真では20mm程度の距離となりますが、音はほとんど変わりませんでした。
逆にカップがバッフル入り口の中に入る状態だと、空気の通る隙間が少なすぎてエンジンがかからなくなりました。
10mm程度にすると、音も抑えられて良い感じになり、この状態でツーリングに出かけたところ、
取り付けがM3ボルトとナットだったせいか、途中圧力で外れ、すっ飛んでしまいました。
採用
100円ショップで、カップが40mmに近いステンレス製計量カップを発見したので、これを10mm幅のステンレス板に穴を開け、リベット止めを行い、両側支持で取り付けました。
ただ、やはり取り付け位置が離れているせいか、このままでは音を抑える事が出来ませんでしたので、
余っていたアルミパンチングプレートを回りに取り付けてみました。
これで、音も抑える事が出来るのですが、やはりアルミの耐久性が心配だったので、取り外しました。
次に、半球ではなく、円になるようにもう1つ追加してみました。
が、音は変わらず、良くなかったのですぐに取り外しました。
また流体では球より半球の方が、空気抵抗が小さいんですね。
で、最終的にはステンレス製のパンチングプレートを丸めて取り付けました。
カップとバッフル間には直径8mmの穴が計12個開いた状態となります。
バッフルをマフラーに固定する際、バッフルの先が円筒状の中心に向くよう、3か所にボルトを固定し、スペーサーとしました。
また、排気圧力が上がりすぎないよう、半球の真ん中に8mm程度の穴を開けました。
体積を比べると、
バッフルのみ: 半径×半径×3.14=20×20×3.14 = 1248 mm²
カップ+パンチングプレート: 4×4×3.14×13(個) = 653.12 mm²
で、ほぼ半分の開口面積となります。
加工と取り付け精度が良くないので、差はもっと少ないですが...