ラバーマウント交換によるハンドルアップ化
2012年 10月 20日
私にとっては若干遠いかなと感じていました。
また、ハンドルバーを握り、力を上下に加えると微妙に動くんですね。
何故動くのかというと、ハンドルがラバーマウント(下図赤枠)をを挟んで
トップブリッジ(アッパーフォークブリッジ)に固定されているからのようです。R1150RSも同様のようです。
http://www.ascycles.com/Illustrated_catalog2/MicroList.aspx?id=51676&catID=32&catname=Steering&bindName=ADJUSTABLE_HANDLE_BAR_MOUNTING_PARTS&bindCat=32_0793
外すとこんな感じになっています。厚さ34mmもあるんですね。
これを、16mm厚のステンレス板に交換してみました。
I replaced rubber handlebar mounts with stainless steel solid flat bars of 16 mm thickness.
これで、ハンドルが約2cm上にあがり、かつ力を加えても動かなくなりました。
後ろも、ハンドルストッパーまでハンドルを回しても干渉しません。
まず2週間前に構想し、10/8に木製の試作品を作ってテストをしてみました(笑)
作成費約500円
その後、下記サイズで試作品を作成しました。
SUS304 フラットバーの幅32mm×厚さ16mm、長さ70mmにカットしてもらったものに、
直径11mmの穴を開けてもらったものです。
安く加工してもらえる所を調べ回って送料込で5,140 yenでした。
今回はメタルスーパーさんに依頼しました。
長さはラバーマウントと同じですが、幅が36mmに対し32mmで4mm細くなってます。
2穴間も2mm程度延長してます。
穴の直径は10.5mmの方が良かったかも。
あと、固定用のM10ボルトの長さも70mm, 50mm から50mm, 35mm に変更しました。
30mm か35mm かで迷いましたが、
35mmで長すぎず、規定のトルクで固定出来ました。
取り付けてみてわかった事は、下記に気をつける事
1.強度と素材
2.ハンドルバーとブリッジ前側の干渉
3.ハンドルバーとブリッジ左右側の干渉
4.左右一杯にハンドルを切った時のハンドルバーとメーターの干渉
5.左右のマウントを繋げるステーとハンドルバーの干渉
6.左右一杯にハンドルを切った時の各ケーブルの長さ
1.強度と素材
アルミの方が加工しやすいようですが
約半分になる厚さにした場合に曲げ強度が心配。
鉄SS400かステンレスSUS304を比較し、錆びないステンレスにする事に。
このHPで強度計算が簡単に計算出来るようです。(私は素人なのであくまで参考にさせていただいています。)
ステンレスとアルミのフラットバーを比較すると、断面積が同じ場合、許容曲げ応力度がアルミは半分になるようです。
2.ハンドルバーとブリッジ前側の干渉
ハンドルを上から除いた写真。マウントを薄くすると赤枠の隙間がギリギリですね。
板の2つの穴間が短かすぎると干渉します。
3.ハンドルバーとブリッジ左右側の干渉
下記写真の赤枠の箇所です。これももっと薄い板にすると干渉する可能性があります。
4.左右一杯にハンドルを切った時のハンドルバーとメーターの干渉
2と逆に、板の2つの穴間が長すぎると干渉します。
5.左右のマウントを繋げるステーとハンドルバーの干渉
下の写真では判りづらいかもしれませんが、板があと1,2mm以上薄いものにすると、
隙間が無くなり干渉してしまいます。
6.左右一杯にハンドルを切った時の各ケーブルの長さ
特にクラッチケーブルがギリギリだったので、対策としてホーンをマウントしている箇所に
ケーブル類をまとめる輪っか状のステーがあるのですが、使わない右側ちかくを切って左に広げました。
かつホーンにもケーブルが擦っていたのでホーンアダプタを途中で曲げ、角度を変えました。
7.ハンドルカバーが取り付け出来なくなる
これについてはカバー裏面にM10ボルトが当たる部分をホットボンドが囲むよう形を作りました。
ボルトの穴にホットボンドを流し込んでからカバーに接着し、周りをボンドで盛りました。
ボルトを外すとこんな感じ。8mm六角レンチの角をカッターで丸めます。
無事固定出来ました。
湾岸沿いをツーリングしてきましたが、
前傾姿勢も少しは楽になったような気がします。長距離ツーリングで変わってくるかも。
マイナス面として振動が伝わってくるかなと思いましたが、それほどでもなかったです。